この記事で分かること
車のボディに付着した黄砂を傷つかないようにする洗車方法を知ることができます
“春の風物詩”でも車には厄介…そもそも黄砂とは?どこからくるの?車に付着しないようにするための黄砂対策と黄砂が付着してしまった時の効果的な洗車法を解説
1. 黄砂とは
黄砂(こうさ)は、主に中国の北部やモンゴルから発生し、風に乗って大気中に舞い上がり、他の地域に到達する微細な砂や塵の粒子のことを指します。
これは砂漠地帯からの風によって持ち運ばれ、日本や韓国、中国、ロシアなど、広範囲に影響を与えることがあります。
黄砂に含まれる主な成分は、砂や塵の他に、ミネラル、微生物、有機物などがあります。黄砂が大気中に漂うことで、空気品質が低下し、視程が悪化することがあります。
また、黄砂の影響を受けた地域では健康被害が懸念されることもあります。
2. 黄砂のサイズは?
日本に飛来する黄砂の粒子サイズは4 μm付近の物が多く中には2.5 μm以下の微粒子も含まれています。
(引用 : 環境HP https://www.env.go.jp/air/kousa/index.html)
3. 飛来時期はいつからいつまで?
黄砂現象は季節ごとに変動し、春から初夏にかけてより顕著になることが多いです。
4. 車への影響は?どのようなダメージを生じるか?
黄砂が車に与える影響はいくつかあります。これらの影響は主に外部からの微粒子や砂塵が車の外部や内部に影響を与えることに関連しています。
4-1. ボディへの影響
車の外部に付着した黄砂は、塗装面に微細な傷を付けたり、塗装を劣化させる可能性があります。
4-2. ガラスへの影響
黄砂が車のガラスに付着すると、視界が悪くなる可能性があります。
また、放置されたりすると、ガラスに微細な傷がついたり、視界が悪化する可能性があります。
4-3. エンジンへの影響
黄砂がエンジンルームに侵入すると、エアフィルターやエンジンの冷却効率に影響を与える可能性があります。
エアフィルターが詰まるとエンジンの性能が低下する可能性があります。
4-4. 内装への影響
車内に黄砂が入るとシートや内装のクリーニングが必要になる可能性があります。
しかし、目では確認できないレベルや少しジャリジャリする程度であれば特に問題はないでしょう。
他には、エアコンや通気口から微粒子が入り込む場合もあります。
上記の影響を最小限にするためには、定期的な車の清掃や洗車、外部への影響を抑制するための車のカバーの使用、乗り込み時に体に付着した黄砂をはらってから乗り込むなどするとオススメです。
5. 洗車機に入れても良い?
黄砂が付着した車を洗車機に入れることは一般的には問題ありませんが、いくつかの注意点があります。
5-1. プレウオッシュや手洗い
洗車機に入れる前に、特に厚い黄砂や泥が付着している場合は、手洗いやプレウオッシュ(特に汚れが酷いところを予備的に除去)で予備的に洗うことがおすすめです。
これにより、洗車機のブラシやスポンジが汚れをこすりつける前に、大部分の粗い汚れを取り除くことができます。
5-2. 洗車機のプログラム選択
洗車機にはさまざまなプログラムがあります。車の塗装状態や汚れの程度に応じて、適切な洗車プログラムを選択してください。
優しい洗浄方法を使用すると、塗装への影響を最小限に抑えることができます。
洗車機の洗車メニュー関しては下記サイトが参考になります
(引用 : Wash Pass https://washpass.jp/column/column_010.php)
5-3. エアブローなどのオプションを利用
洗車機のエアブローを利用することで、水滴が残りにくくなり、水垢や水アカの発生を防ぐことができます。
5-4. 自動洗車機の頻度
頻繁に自動洗車機を使用すると、時間の経過とともに微細な傷が塗装に生じる可能性があります。
適切な頻度で洗車を行い、必要に応じて手洗いや手入れも行うと良いでしょう。
以上の点を考慮して、黄砂が付着した車を洗車機に入れることは安全です。
ただし、手洗いや予備の洗浄を行うことで、より効果的に汚れを除去し、車の外観を保護することができます。
6. 黄砂を効果的に取り除くための具体的な洗車方法
黄砂を効果的に取り除くための具体的な手洗い洗車方法は以下の通りです:
6-1. プレウォッシュ
ホースや高圧洗浄機を使って、車体全体に付着している粗い黄砂や泥を洗い流します。
これにより、車体に付いた大部分の汚れを取り除くことができます。
6-2. 洗車用シャンプー
洗車用の専用シャンプーを選び、バケツに適切な濃度で溶かします。シャンプーが強力な洗浄力を持っていると効果的です。
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6-3. スポンジ・グローブ・洗車用ブラシ
柔らかいスポンジや洗車用ブラシを使って、シャンプーを泡立てながら車体全体を洗います。黄砂の付着が濃い部分や凹凸の多い部分にも注意深く洗浄します。
柔らかいマイクロファイバータオルや専用のムートン系グローブを使って、塗装面を傷つけないように洗浄します。
洗車キズ注意ポイント2選&オススメ洗車スポンジはこちら
6-4. ガラスとミラーのクリーニング
ガラス面やミラーにはガラスクリーナーを使用し、きれいに拭き取ります。良好な視界を確保するために重要です。
しかし、上手く拭き取れなず付着してしまった水垢。点々模様が気になるあなたに「ガラス面に付着した水垢・ウォータスポット・雨染み落とし方法」はこちら
6-5. ホイールとタイヤのクリーニング
専用のホイールクリーナーを使って、ホイールとタイヤをクリーニングします。これにより、ブレーキダストや汚れを効果的に取り除けます。
6-6. すすぎ
洗車後には、十分な水で車体をすすぎます。残留したシャンプーは水アカの原因となりますので、徹底的に洗い流すことが重要です。
場合によっては純水を使ってすすぐことで、水道水中に含まれる水垢の原因となる物質を防ぐことができるかもしれません。
6-7. 細かい箇所の注意
ガラスやエンブレム、クロームパーツなど、微細な部分も注意深く洗浄します。こうした部分は柔らかいブラシを使用すると良いです。
6-8. 仕上げと乾燥
洗車後、シャンプーが残留しないように乾いたクロスやマイクロファイバータオルで車体を拭き上げ、水滴を拭き取ります。これにより、水アカを防ぎ、光沢を与えます。
これらのステップを実践することで、黄砂や他の汚れを効果的に取り除き、車の外観を保護できます。
7. 黄砂の予防策と注意点
黄砂から車を守るためには、いくつかの対策を取ることができます。以下は、有効な対策のいくつかです:
7-1. カーカバーの使用
車を長時間駐車する場合は、カーカバーを使用して車体を保護します。
これにより、黄砂や他の大気中の微粒子から車を守ることができます。
7-2. 定期的な洗車
定期的な洗車は、黄砂や塵などの汚れを取り除く効果的な方法です。洗車後には、車体をしっかりと乾かし、水アカを防ぐようにしましょう。
7-3. 洗車用コーティング剤の使用
洗車後に洗車用のコーティング剤を使うと、塗装面に保護膜を形成し、黄砂や他の汚れからの保護が強化されます。
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7-4. ガレージ保管
車をできるだけガレージに保管することで、外部からの影響を最小限に抑えることができます。ガレージがない場合は、できるだけカーポートやガレージテントを利用すると良いです。Amazonや楽天市場からの購入可能です。
8. まとめ
黄砂が車についてしまった時の洗車方法についていかがでしたでしょうか。
春の黄砂到来に向けての備えと付着してしまった時の洗い方について参考になりましたでしょうか。
結論として下記2点が上げられると思います。
・黄砂が付かないようにカーカバーをかけておく
・洗う場合は黄砂を洗い流してから洗う
少しでも参考になれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございます。
花粉が付着した際の洗車方法についてはこちら
引き続き、別記事で気になるのがありましたらいかがでしょうか。
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